5月16日、エル・おおさか(大阪・天満橋)にて開催された、公益財団法人介護労働安定センター大阪支部が実施する令和4年度生産性向上支援訓練「介護事業所における組織マネジメントリーダー養成研修~第1回・成果をあげる業務改善~」に弊社代表・鎌田が講師として登壇(全3回登壇予定)。介護事業所管理者・施設長・経営者・リーダーを中心とする計18名の参加者の皆様に講義・ワークショップを実施いたしました。(生産性向上支援訓練については先日公開済みの登壇情報をご覧ください)
当日実施したカリキュラム(9:30-16:10)
■1限目(9:30-10:20)
講義:
なぜ今介護業界において生産性向上が重要視されてきているのか(現在の時代背景 / 介護業界の・現状 / 介護業界での生産性向上の変遷)
介護業界における生産性向上とは(介護業界における「生産性向上」の定義 / 働きがい / 品質の高いケア)
■2限目(10:30-11:20)
グループワーク1(①経営者による現場の評価 ②「目指す職場」と「現在地」・前半)
■3限目(11:30-12:20)
グループワーク1(②「目指す職場」と「現在地」後半 ③現場から寄せられた改善プロジェクトへのネガティブな声に対するディスカッション)
■4限目(13:20-14:10)
講義:
生産性向上を生み出すための業務改善における取り組み手順の解説(各ステップ解説 / ケーススタディ)
■5限目(14:20-15:10)
グループワーク2(①自身の介護現場に関する気づきの共有 ②因果関係図の作成・前半③完成した因果関係図を見てのディスカッション)
■6限目(15:20-16:10)
グループワーク2(②因果関係図の作成・後半③完成した因果関係図を見てのディスカッション)
「組織マネジメントリーダー養成研修」第1回のテーマは「成果をあげる業務改善」でした。講義では、介護業界で生産性向上が重要視されている理由やその背景、そして介護業界における「生産性向上」の定義や実際に介護現場で生産性向上を生み出すための業務改善などに関して、スライドを用いながら弊社代表の鎌田が解説していきました。
各講義後には、弊社メンバーがファシリテーターを担当し、3~4人の参加者からなる小グループでワークショップを実施しました。
各ワークショップでは参加者同士のディスカッションが盛り上がり、特に現場の課題や疑問、気づきを可視化し、原因と結果のつながりを見つける「因果関係図」作成のグループワークでは、「堂々巡りに陥っていたことがよくわかった」「悪循環を見つけることができたが、逆を言えば一つの習慣を変えると他にもいい影響が出ると知れた」などの声が聞かれました。
また、参加者の方から後日「こんなにも心に語りかけられるような講義は初めてでした。介護業界は人手不足と言われながら、有効な手立てを打たず負のスパイラルを放置しているところが多く…よく言われる『ムリ・ムダ・ムラ』の宝庫な気がしていました。そこに『課題は可能性』という考え方が特に物凄く響きました」と感想のメールをいただいております。
令和4年度生産性向上支援訓練「組織マネジメントリーダー養成研修」には引き続き、第2回(6/20)、第3回(7/26)にも弊社代表・鎌田が登壇する予定です。