このたび、公益財団法人 介護労働安定センター 茨城支部の主催のもと開催されました 「働きがいのある職場づくりのための 生産性向上普及推進セミナー」 につきまして、受講後アンケートの結果がまとまりましたので、ご報告いたします。
本セミナーは、当社が茨城県窓口として携わる「令和8年度 介護テクノロジーの開発・実証・普及広報のプラットフォーム事業」(事務局:NTTデータ経営研究所)の一環として開催され、当社代表・鎌田大啓が講師を務めました。当日は、県内の介護事業所の経営層・現場リーダーの皆さまを中心に多くの方にご参加いただき、171名の方からアンケートにご回答いただきました。貴重なお声をお寄せくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。
ご参加者の98%が「参考になった」と回答
「今回の講演は、介護経営やよりよい現場づくりの参考になりましたか?」という問いに対し、98%の方が「非常に参考になった」「参考になった」とお答えくださいました。
本セミナーでお伝えしたのは、「生産性向上とは、効率化ではなく、介護の価値を高めること」 という考え方です。日々の工夫で生まれた時間や余力を、人員を減らすためではなく、利用者お一人おひとりへのケアや、職員同士の対話・学びに使っていく、その第一歩をどう踏み出すかを、現場の目線でお話ししました。
アンケートの自由記述には、こんな声が寄せられました。
- 「生産性向上は効率化ではなく、介護の価値を高めること。今一度、深く考えたいと思いました」
- 「『準備8割』。対人・対話の大切さを、あらためて実感しました」
また、すでにテクノロジーの導入に取り組みながらも「なかなか活かしきれていなかった」という方から、これからの進め方が具体的に見えたという声も、数多く寄せられました。
- 「一部の見守りセンサーを導入していましたが、十分に活かせていませんでした。今回の講演で、これからの進め方のイメージが持てました」
- 「タブレットを導入したものの使いこなせず、紙に頼っている状態でした。学んだことを反映しながら、もう一度見直していきたいです」
- 「テクノロジーありきで進めてしまっていました。一度、一から見直していきたいと思います」
テクノロジーは、それ自体が目的なのではなく、現場の可能性を広げるための手段です。
「まず何を整えるのか」「誰が、どんな役割で使っていくのか」その順番が見えたことで、次の一歩を描けた方が多かったことが伝わってきます。
「何かを一気に変える」のではなく、まず小さく試して、成功体験を積み重ねていく。そのプロセスに、多くの方が手応えを感じてくださったことが伝わってきます。
モデル事業所「梨花苑」さんの事例発表とトークセッション
本セミナーでは、令和7年度に当社が伴走支援させていただいたモデル事業所・介護老人保健施設 梨花苑さんの事例発表とトークセッションを行いました。
取組テーマは「見守り業務における役割の明確化」。テクノロジーの導入そのものではなく、「誰が・どんな役割を担うのか」を職員みんなで整えていったプロセスに、多くの参加者が耳を傾けてくださいました。
「梨花苑さんの活動を聞いて、どのように思いましたか?」(複数選択)への回答は、次のとおりでした。
| 選んでいただいた声 | 回答数 |
|---|---|
| 現場の課題を整理し、組織として活動すれば “可能性が広がる” と感じた | 102件 |
| 業務改善で、利用者様・職員の双方に効果が出ると分かった | 87件 |
| 現場のリアルな話を聞いて、自分も前向きな気持ちになった | 86件 |
| 明日から取り組めそうなヒントやアイデアが見つかった | 46件 |
「転倒アクシデントが多かった現場が、ゼロ件になっていった」そんな変化の背景にある地道な積み重ねに触れ、「自分たちの職場は、自分たちで変えていく」 と前を向く声も、数多く寄せられました。
現場には、よりよくしていく力がある
今回のアンケートからは、介護現場の皆さまが持つ 「もっとよくしていきたい」という思いと、変わっていく力(現場知性) が、あらためて伝わってきました。
「ぜひ伴走支援を受けたい」「他の事業所の事例も、もっと聞いてみたい」といった、次の一歩に向けた前向きなお声もたくさんいただいています。
TRAPEは、これからも介護現場の皆さまと一緒に、“より良いケアに向けて、時間や力の使い方を見直していく” 取り組みを、一歩ずつ進めてまいります。
ご参加いただいた皆さま、事例をご共有くださった梨花苑の皆さま、そして開催にあたりご尽力いただいた関係者の皆さまに、心よりお礼申し上げます。
開催概要
- 名称:働きがいのある職場づくりのための 生産性向上普及推進セミナー
- 主催:公益財団法人 介護労働安定センター 茨城支部
- 事業:令和8年度 介護テクノロジーの開発・実証・普及広報のプラットフォーム事業(茨城県窓口:株式会社TRAPE)
- 日時:令和8年7月2日(木)14:00〜16:00
- 会場:茨城県トラック総合会館 研修室1/2(水戸市見川町)
- 対象:県内介護事業所の経営層・現場リーダー等(ペア参加推奨)
- 講師:鎌田 大啓(株式会社TRAPE 代表取締役)
- 事例登壇:介護老人保健施設 梨花苑(取組テーマ:見守り業務における役割の明確化)
※本アンケートは、セミナー受講後に任意でご回答いただいたものです(回答数171/2026年7月集計)