介護現場の働きがいが30%向上!
TRAPEは令和4年度、愛媛県介護ロボット相談窓口様の伴走支援のアドバイザーとして3事業所様に伴走支援で関わってきました。その集大成として、令和4年度 介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム事業における「介護ロボット導入セミナー&実践報告会」を行いました。
3事業所すべてで、職員の働きがいが向上という結果となりました。
生産性向上の取組み優先順位=①マネジメント構築 ➡︎ ②テクノロジー活用
テクノロジーは今後の介護現場で必要不可欠なパートナーです。しかし、テクノロジー導入が目的となってはいけないのです。またそれでは本質的な価値は生まれず、経営者にとっても投資対効果は生まれません。そこで今回の伴走支援においても、単にテクノロジーを導入することは目的にしていません。
目的は、3事業所が自分達の理想とする介護の価値をどんどん向上していくこと。その実現のためにマネジメントの構築、アナログ的に業務との向き合いを深めること。そして必要であればそこからデジタイゼーション(テクノロジーの適材適所の活用)を1つ1つ「対話」を重要視した中で進めていくということです。
介護における生産性向上とは、テクノロジーを導入することや人を減らすことが目的などと誤解されていることも多いのではないかと思います。
それは「誤解」です。
このように、マネジメントを構築すること(アナログ的に業務と向き合うこと含む)で、結果としてテクノロジー導入や効果的な活用につながるのです。テクノロジーを活用するのは「ひと」なのです。そのひとづくりやひととひと、ひとと活動(業務)の関係性ができているからこそテクノロジーは最大限可能性を生み出すのです。
3事業所からの声
・リーダーが本当に成長した
・排泄のテクノジーを入れることで、食事状態へのアプローチへと移り、結果的に本人の自律的な発言や行動が著名に増加した
・自分達の組織のビジョンなどを見直したり、新たに生み出したりした
・職員の可能性を強く感じた
・テクノロジーへの不安が大きく軽減し、来年度導入することが楽しみだという職員が増えた
経営者からは
・法人全体を改善、改革する必要があると背中を押された
などの声が聞かれました。
まさに、これらが生産性向上(マネジメント+ICTロボット導入など)を行う意味です。
このようにTry &Erorrを繰り返す中で介護の可能性、介護現場で働く方々の可能性、介護事業所の可能性はどんどん生まれてくるのです。