令和5年7月5日(水)TRAPEが伴走支援支援をしている愛媛県介護ロボット相談窓口様(愛媛県社会福祉協議会)が主催された令和5年度愛媛県介護ロボットプラットフォーム事業連絡会が開催され、弊社鎌田、山崎が参加しました。
これからの愛媛県の介護現場の生産性向上(マネジメント・ICT/ロボット=テクノロジー活用)、働きがい向上、人材定着・確保などをいい形で進めていくために、愛媛県内の地域を支えるさまざまな団体の代表者の方もお集まりになりました。
「介護現場の生産性向上の推進に向けた取組について」(NTTデータ経営研究所より)
国が目指す方向性、具体的な取組み内容についての解説がありました。
「介護生産性向上推進事業等について」(介護労働安定センター愛媛県支部)
TRAPEがR5年度6/14〜6/16で実施したセミナーやその他取組まれている事業についての紹介がありました。
「介護ロボットプラットフォーム事業等についてー愛媛県介護ロボット相談窓口の取組み紹介」
(愛媛県社会福祉協議会、愛媛県介護ロボット相談窓口)
愛媛県介護ロボット相談窓口の取組みについての紹介がありました。
「介護ロボットプラットフォーム事業等についてー令和4年度伴走支援報告」
(特別養護老人ホームつわぶき荘)
- 令和4年度愛媛ロボット相談窓口伴走支援モデル事業にてTRAPEが伴走支援を行ったつわぶき荘様の発表
- 排泄予測デバイスを導入し、利用者のADLが著名に向上した事例
- テクノロジーを活用する前にアナログ的な業務との向き合いを行い、テクノロジー導入ハードルを下げた
- 取組み後、働きがい(やりがい)が12%UP
- テクノロジー導入において、利用者と向き合うというケアの本質をさらに追求することとなり、部分最適化でなく全体最適化までもっていくことができ、利用者のADL全般的に向上するという結果となる
テクノロジー活用を手段として捉え、単なる排泄だけの改善でなく、やはり一人の利用者と向き合うツールとなり他のADLまで改善するという介護における生産性向上の定義にもある「介護の価値向上」=①職員の働きがい(やりがい)が向上する②いいケアを生み出し、利用者の可能性を拡大するということにつながることを具現化してくれた事例を発表してくれました。
意見交換
つわぶき荘様の発表に対する共感や質問が多くみられました。また弊社代表鎌田からは介護における生産性向上の本質的なところとは何かについて、つわぶき荘様の事例を踏まえてお話しさせていただきました。
参加者からもテクノロジーを補助金で導入したがうまく使えていなかったり、倉庫に眠っていることもよく聞くという指摘があり、それらに対してもサポートをしてほしいというような声もありました。
まさにそこは令和5年度も愛媛ロボット相談窓口が実施する「伴走支援モデル事業」がそれらに対する1つの手立てになりますね。
同じテクノロジー機器を使っても「いい感じ!」と効果を実感している事業所と「あれよくないね」と効果がでない事業所は何が違うのかについて、つわぶき荘様からは、それはテクノロジー機器導入前のマネジメントの状態だ」という非常に本質的な発言もありました。
こちらは、TRAPEも厚生労働省全国セミナーでも繰り返しお伝えしている生産性向上の取組み手順(①マネジメントの構築、②テクノロジー導入、③人材の育成・定着・確保)の話しそのものですね。実際に伴走支援を体験した事業所が経験学習の中で内省され、自律的に走っていける状態になるのは嬉しいことです。