6月20日、エル・おおさか(大阪・天満橋)にて開催された、公益財団法人介護労働安定センター大阪支部が実施する令和4年度生産性向上支援訓練「組織マネジメントリーダー養成研修~第2回・成果をあげる業務改善~」に弊社代表・鎌田が講師として登壇(全3回登壇予定)。介護事業所管理者・施設長・経営者・リーダーを中心とする計18名の参加者に講義・ワークショップを実施いたしました。(生産性向上支援訓練については先日公開済みの登壇情報をご覧ください)
当日実施したカリキュラム(9:30-16:10)
■1限目(9:30-10:20)
講義:なぜ組織が存在するのか(現在の時代背景 )
ワーク1(少子高齢化はなぜ課題か?)
■2限目(10:30-11:20)
講義:なぜ組織が存在するのか(組織とは何か)
ワーク2(チームについてのチェックリスト記入 と、自分のチームの現場に関する気づき)
■3限目(11:30-12:20)
ワーク3(チームチェックリストに関する対話)
ワーク4(組織を構成する5大原則を介護にあてはめる)
■4限目(13:20-14:10)
講義:リーダーシップスタイル習得方法
■5限目(14:20-15:10)
ワーク5(ケーススタディ1:現場職員も意見を言い合える職場づくりのための取り組み)
■6限目(15:20-16:10)
ワーク6(ケーススタディ2:行動に移すリーダーの育成方法、ケーススタディ3:多忙を極め、雰囲気が悪化する現場の変革)
「介護事業所における組織マネジメントリーダー養成研修」第2回のテーマは「職場のリーダーに求められる統率力の向上」でした。講義では、組織の定義や組織を取り巻く環境の変化、組織構造の種類、組織を構成する5大原則、経営者・リーダー・マネージャーの役割などについて、スライドを用いながら弊社代表の鎌田が解説していきました。
各講義後には、弊社メンバーがファシリテーターを担当し、3~4人からなる小グループでワークショップを実施しました。
ワーク2・3では参加者が弊社が用意したチェックリストを元に自分の事業所のチームを振り返り、チームの強みや課題についてディスカッションしました。参加者によってチェックがつく項目の種類もチェックの個数も大きく差が、互いのチームの見方が異なることに驚いていた参加者もいました。
ワーク4では、組織に戦略の策定やチームの組成・戦略の策定を考える時間がありました。普段あまり振り返ることの少ない事項に戸惑う参加者もいましたが、適宜ファシリテーターがサポートに入ることで安心感をもって前向きにワークに取り組むことができていました。
ワーク5・6ではグループでケーススタディに取り組みました。全3ケースともに介護現場で起こりうる問題を取り上げており、ファシリテーターが参加者に各ケースの深掘りを問いかけると、「自分の事業所でも似た出来事があり、行き詰まったことがある」「自分のチームでは、こんなことが原因だった」など、自分の事業所に重ね合わせて考えている参加者が多くいました。さらに、経営者や施設長、現場のリーダーなど、様々な立場の参加者でグループが構成されていたため、普段とは異なる視点でケースに関する意見を吸収できたと語る参加者もいました。
令和4年度生産性向上支援訓練「組織マネジメントリーダー養成研修」には引き続き、第3回(7/26)にも弊社代表・鎌田が登壇する予定です。